SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN|Skream!インタビュー | SSLYBY,サムワン・スティル・ラヴズ・ユー・ボリス・エリツィン,サムワンスティルラヴズユーボリスエリツィン

2010.08.15.

SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN|Skream! インタビュー

SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN|Skream!インタビュー

アメリカのSPRINGFIELDから良質なインディ・ポップを鳴らすSOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN(以下、SSLYBY)。その名前の長さとインパクトから、何かとっつきにくさを感じてしまうかもしれないが、実際の彼らの音楽性はTHE BEATLESからPHONIEX、はたまたLA’Sまで連想させるような、何度も聴き返してしまうような3分間のポップ・マジックだ。ここに届けられた素晴らしいポップ・アルバム『Let It Sway』について、メール・インタビューを行った。

SOMEONE STILL LOVES YOU BORIS YELTSIN : Phil (Dr&Gt)

INTERVIEWER : 佐々木 健治


-はじめまして。『Let It Sway』聴かせていただきました。本当に素敵なポップ・アルバムだと思います。今回は、本誌初登場ということで、プロフィールなども教えて下さい。まずは、このバンド名の由来から教えてもらえますか?

ドラムとギターを担当しているPhilだよ。僕らは10年も一緒にプレイしていて、新作の『Let It Sway』は僕らの3枚目のフル・レングス・アルバムなんだ。僕らはみんな10代の頃に出会ったんだ。僕らがバンドを結成した当時、凄く長いバンド名がクールだと思っていたんだ。それで当時、エリツィン大統領が丁度辞職した時期で、彼の名前をランダムに選んだんだ。何が最悪って、彼がひどい大統領だったって事だね。それにしても、僕らの地元以外の人間が僕らの事を聴いてくれるなんて、思いも寄らなかったよ。

-皆さんはどのように知り合い、バンドを始めることになったのでしょうか?

ギターのWillと僕が16歳の時にスーパーボウルのパーティーで出会って、他の連中は大学時代の友人なんだ。Willと僕がパーティーで音楽の話をした時、好きなバンドが凄く共通していたんだ。例えばWEEZER、NIRVANA、THE PIXIESや何かなんだけど、とりあえず次の週に遊ぼうぜって話になったんだよね。で、あいつが家に来て、僕の妹のおもちゃのドラム・スティックをぶっ壊して、ギターを大音量で弾き出したら、母さんにめっちゃ怒鳴られたっていう。それがこのバンドの歴史だよ。

-皆さんはそれぞれ、どのように音楽を始められたのでしょうか?

みんな10代の頃に演奏を始めたと思うんだけど、みんな独学だと思うな。僕は音がでか過ぎるから両親がドラム・セットを買ってくれなくて、仕方ないから枕で作ったドラムをプレイしていたんだよ。あとは机とか、歯ブラシとかね。

-MySpaceを見ると、前作をリリースしてから、Jonathanが脱退、再加入したりとあったそうですが、この2年間を振り返ってみて、どういう時期でしたか?

Jonathanは地元で色々なバンドに参加しているんだ。Jonathanが参加している他のバンドは実験的でパンク色の強いバンドだったりするんだよ。別なバンドに集中するために僕らのバンドを一旦抜けたんだけど、寂しくなって戻って来たんだよね。何が大変って、友達に新しい曲を教える時だよね。ドラマーが二人いて、ベースが二人いて、って感じだったから、何度も同じ曲を教えなければいけなかったんだ。

-今回、プロデューサーにはDEATH CAB FOR CUTIEのChrisがプロデューサーに参加していますね。Chrisとの付き合いは長いのですか?また、今回の彼との作業はいかがでしたか?

1月にChrisにメールしたんだ。誰かプロ デューサーに適任な人はいますか、ってね。 返信を見たらビックリしたよ、彼がやりたいって言ってくれていたんだから。2005年にファーストの『Broom』をリリースした時に、ChrisがDEATH CAB FOR CUTIEのショウに誘ってくれて、ショウの後に好きなバンドの話とかをしたんだ。彼との仕事は、僕が最も好きな事の一つだよ。本当に良い人だし、アルバムのサウンドも凄く良くしてくれているからね。

-本作『Let It Sway』も素晴らしいポップ・ソングが詰まったアルバムだと思いますが、あなたがたが思い描く理想のポップ・ソングとはどういうものですか?また、『Let It Sway』にはあなたの理想からすると何点くらい付けますか?

一言で言うなら、個人的な表現方法として確立されていて、聴いていて人が楽しくなるような楽曲かな。この作品にも凄くポジティブな感情を込める事が出来たんだ。それに、まだ悪いレビューも読んでいないし、今のところ100点をつけられる作品になったと思うよ。

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Let It Sway

Price:¥2400 → ¥2378  by Amazon

Release : 2010-08-04


バンド名がやたら長いし、何のこっちゃ分からんな。でも、こんなバンド名を付けておきながら、エリツィン元大統領に特に興味があるわけでもなく、政治的意味もないらしい。そういうノリ一発みたいな感覚は素敵。バンド名から、悪ふざけにも似たひねくれインディ・ポップかと思っていたら、そんなことはない。驚くほどのメロディ・センスとシンプルかつ気の利いたアレンジの妙が合わさった、極上のポップ・ソングの数々がこのアルバムには詰まっている。これぞポップ・ソングと膝を打ちたくなる、煌くようなこのアルバムは、THE BEATLESからLA'S、PHONEIXなどにも繋がると同時に、PAVEMENTが引き合いに出されるのも納得の1枚。ポップ・ソングを愛する人は、絶対に見逃してはいけない。

(佐々木 健治)


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